明治23(1890)年に造られた貴重な産業遺産「琵琶湖疏水」を楽しむ「びわ湖疏水船」は、大津閘門の電動化により、この春、びわ湖・大津港まで航路を延伸して運航します。お客様には、これまで以上のご乗船をお楽しみいただけます。乗船券は「ふるさと納税先行予約枠」及び「一般販売枠」をご用意しています。
びわ湖遊覧と大津閘門での水位調整とともに、風情ある水路沿いの桜並木や新緑の青もみじが眺められる春シーズンは、3月28日(木)から運航。
ふるさと納税による乗船については、既存の京都市ふるさと納税に加え、今春から新たに大津市ふるさと納税も対象とします。
この春から、「びわ湖疏水船」は三井寺からびわ湖・大津港まで延伸いたします。
延伸することにより、上り便では広大な湖上の景色をお楽しみいただけます。また、下り便では、びわ湖から疏水に入るという明治期の物流の風景を疑似体験していただけます。(延伸することにより、乗船時間は30分延長となります。)
3月28日(木)~6月9日(日)の内の56日間(運休日あり)
※「びわ湖・大津港便」の運航は3月28日(木)~31日(日)、4月4日(木)~7日(日)の8日間
詳細は下記WEBサイトからご確認ください。
■ふるさと納税(先行予約枠)
先行予約期間中に、京都市または大津市に対してふるさと納税制度を利用してご寄附いただくと、一般の方よりひと足早くご予約いただけます。
■ふるさと納税(一般販売枠)
上記の先行予約プランのほか、「一般販売枠」についても、ふるさと納税でご乗船いただけます。
■ふるさと納税の申し込み予約方法
京都市上下水道局において、京都市内在住の小中学生とそのご家族を対象とした親子乗船会等を5月下旬~6月に実施予定です。後日発表いたします。
〇 予約・販売管理に関すること
(株)JTB 京都支店 電話 075-365-7768
〇 ふるさと納税に関すること
[京都市]京都市上下水道局 総務部総務課 電話 075-672-7709
[大津市]大津市政策調整部 企画調整課 電話 077-528-2701
〇 琵琶湖疏水通船事業に関すること
琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会事務局((公社)京都市観光協会) 電話 075-213-1212
(1) 特長
明治期に竣工した第1琵琶湖疏水(三井寺~蹴上間約7.8km)を運航する、春秋限定の観光船(定員:下り12名、上り9名)。
平成30年、約70年ぶりに復活し、専門ガイドによる案内を聞きながら、水路上から美しい桜と紅葉などを見ることができます。
明治期の偉人が揮毫したトンネル出入口の「扁額」や赤レンガ造りの国指定登録有形文化財「旧御所水道ポンプ室」などを間近で見られるほか、とりわけ、全長2,436mに及ぶ第1トンネルでは、ほとんどの作業を人力で行った先人たちの苦労を肌で感じることができます。
令和2年6月には、疏水沿線全域が日本遺産に認定されました。
(2) 航路延伸について
「びわ湖疏水船」の大津側の乗下船場をびわ湖・大津港へと約1.5km伸ばす取組で、この計画が実現すると、「びわ湖疏水船」の魅力が3つの点で高まります。
(その1)
上り便では、幅の狭い疏水から突如として広大な湖上の景色が広がります。下り便では、びわ湖から疏水に入るという明治期の物流の風景を疑似体験。
(その2)
アトラクションともいえる大津閘門の通過。疏水とびわ湖の水位差を調整する閘門の仕組みは、規模は異なりますが、パナマ運河と同じ手法です。
(その3)
びわ湖観光との連動。びわ湖・大津港を拠点に、びわ湖を周遊する大型クルーズ船やびわ湖一周サイクリング(通称ビワイチ)等の魅力とワンストップでつながります。
(3) 運行区間
(4) 運航主体
琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会
(滋賀県、大津市、京都市、(公社)京都市観光協会、(公社)びわ湖大津観光協会、京阪ホールディングス(株)、西日本旅客鉄道(株)、東海旅客鉄道(株)、京都商工会議所、大津商工会議所)