第1トンネルは、日本で初めて竪坑方式で造られた全長2,436mのトンネルです。トンネル上部には、伊藤博文の揮ごうによる「気象萬千(きしょうばんせん)」の扁額があります。「気象萬千」とは、「様々に変化する風光は素晴らしい」という意味で、出典は北宋・范仲淹(はんちゅうえん)「岳陽樓記(がくようろうき)」です。また、扁額の上に英語で田邉朔郎を称えた銘文があります。「びわ湖疏水船」の乗下船場の近くにあり、舟の乗下船時に間近で見ることができます。